外周補正の不具合について 2002.4.3
1.問題点
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼ 夕刊フジ4月3日号の詰碁より
├┼●●●●┼┼┼┼┼
├●○○○○●●┼┼┼
├●○┼○┼┼┼●●┼
●┼●○┼┼○○┼┼┼
└┴●┴┴┴┴┴■■┴
上図の問題に対して、下図の補正(▲)を行う不具合がありました。
外周の3線の石とタケフで繋がった1線の石(上図の■■)がある場合の補正論理の問題です。
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
├▲●●●●▲┼┼┼┼
├●○○○○●●▲┼┼
├●○┼○┼┼▲●●┼
●▲●○┼┼○○▲▲┼
└┴●┴┴┴┴┴●●┴
2.原因と修正
修正後は下図の補正になります。
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
├┼▲┼┼┼┼┼┼┼┼┼
├┼▲┼┼┼┼┼┼┼┼┼
├┼●●●●●┼┼┼┼┼
├●○○○○●●●┼┼┼
├●○┼○┼┼┼●●▲┼
●┼●○┼┼○○┼┼┼┼
└┴●┴┴┴┴┴●●┴┴
3.余談
夕刊フジの解答欄(1図)では無条件死としていますが、実際は(2図)Cと放り込む手段があってコウが正解。(2図)Cは盲点かも。
ハネ込みで仕留めるためにはダメが詰まっている必要があります(3図▲)がこれだけでは3から打っても死になるので▼、▽まで交換した形で出題すればよいでしょう(詰碁として面白いかどうかは別ですが)。
(1図)夕刊フジ4月3日号
(2図)
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
├┼●●●●┼┼┼┼┼
├●○○○○●●┼┼┼
├●○┼○┼┼┼●●┼
●┼●○A3○○┼┼┼
└┴●51C┴E●●┴
(3図)
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
├┼●●●●●┼┼┼┼
├●○○○○●●●┼┼
├●○┼○┼┼┼●●┼
●┼●○▽┼○○▲┼┼
└┴●┴▼┴┴┴●●┴