攻め合い問題の解き方とヨセコウ
1.問題図
(1)原題 (黒先)
橋本宇太郎著 「詰碁歳時記」 より引用
(2)補正した状態
(3)ヨセコウになる手順
2.解説
2.1補正方法
この問題は大きすぎて自動補正では補正し切れませんが、問題の意図は右上隅の黒はすでに生きているので
中央の黒と中の白の攻め合いが主眼であることは分りますので(2)図のように
A 生きている石は一石で生き型にする
B 外周を繋いでしまう
補正をすれば判定実行可能になります。
2.2実行結果について(何手ヨセコウなのか?)
デフォールト設定の3手以上のヨセコウは無条件勝の条件で実行すると判定結果はコウ
2手に設定して実行すると判定結果は無条件生きとなるので2手または3手ヨセコウに見えますが
(3)図の後
<黒15の五、白15の七、黒15の八、白15の四、黒14の七、白12の七、黒14の三、白15の九
黒15の五、白15の六、黒15の七、白11の六、(黒手抜き)、白10の一、(黒手抜き)、白10の2
(黒手抜き)、白11の四、黒15の五(3手抜き後のコウ取り)、白13の一、黒14の二、
白15の六コウ取り、黒14の一、白11の五、黒15の五コウ取り、白14の三、黒14の二、
白15の六コウ取り、(黒手抜き)、白13の七、黒15の五コウ取りまで>
4手抜いてコウに勝っているので4手ヨセコウではないかと思います。
現在のロジックではコウつきの3目以上の中手一眼を持った石と攻め合うとこのような現象が出ます。